手術を受ける患者さまへ

できるだけ安心して手術を受けていただけるように、手術の流れや注意点をご説明いたします。
以下の内容をご確認いただき、ご不明点があればお気軽にお問い合わせください。

手術前のご案内

手術・麻酔について

手術は局所麻酔を使用します。麻酔の影響が残る可能性があるため、手術当日はご自身で車や自転車を運転しないようにしてください。ご家族の送迎または公共交通機関をご利用ください。
手術後は安静が必要です。長時間の徒歩移動もお控えください。


妊娠中の方は、原則手術はできません。(急なケガなどは対応しますのでお知らせください)
妊娠中・授乳中に関しては、必ず申告してください。

お薬について

• お薬を服用している方は、お薬手帳をお持ちください。
• お薬手帳がない場合は、服用中のお薬をそのままお持ちください。
• 血をサラサラにするお薬を服用されている場合でも、手術前に中止する必要はありません。
• すでに内服されているお薬で、手術後に処方するお薬との飲み合わせが悪いものは、原則としてありません。
• 漢方薬を術後に処方します。漢方薬服用中の方は、必要に応じて調整する場合があります。
手術後傷の治りを良くするために、漢方薬を7日間内服します。(眼瞼下垂の場合は14日間)

・ツムラ114 柴苓湯(サイレイトウ)
 ⇒傷のむくみを取り、腫れを和らげます。
  炎症を抑えて赤みや痛みを鎮めます。ケロイド予防効果もあります。 
・ツムラ89 治打撲一方(ジダボクイッポウ)
 ⇒患部の腫れや痛みを和らげます。

当日の服装について

手術時、着替えをします。着替えやすい服装(顔や首の場合、首元がゆったりした服装)で来てください。
手術部位にはガーゼとテープを貼りますので以下のような服装をおすすめします。
• 頭・顔の手術:帽子、サングラス
• 首の手術:ストール、マフラー
• 足の手術:脱ぎ履きしやすい靴(サンダルなど)

手術ができない場合について

• 持病のある方、手術の部位や規模によっては、当日手術ができないことがあります。
その場合は日程を変更させていただきます。
• 当院で対応できない場合は、日赤和歌山医療センターなどの総合病院をご紹介いたします

採血について

• 25歳以上の方、または25歳未満で持病のある方・継続的にお薬を服用している方は、手術前(手術当日)に採血が必要です。
• 半年以内の採血結果をお持ちの場合はご持参ください
 採血結果がない場合は、手術当日に採血をします。

手術の流れ

手術当日について

• 診察後、麻酔クリームや麻酔テープで皮膚の感覚を鈍くした後に、局所麻酔を注射します。麻酔クリームやテープが効くまでに約1時間かかります。
• 手術前に抗生剤と痛み止めを内服します。
• 頭部などの有毛部は、感染防止のため周囲を剃毛します。
• 局所麻酔は予防接種程度の痛みがありますが、手術中はほとんど痛みを感じません。

術後の注意点

•手術当日と翌日は、出血や腫れを最小限に抑えるため、自宅で安静にお過ごしください。食事やトイレなど日常生活上必要な行動以外は、できるだけ横になって休むようにしましょう。
短時間であっても買い物などの外出は控えてください。

• 手術直後は厚めのガーゼで圧迫固定します。消毒までの間は、ガーゼとテープを剥がすことが出来ません。傷口やガーゼを濡らさないようにしてください。ガーゼを外して洗うことが出来ません。

• 首から下の手術では、伸縮性のあるテープ(シルキーテックス)を使用することが多いです。
肌が弱い方は、テープかぶれを起こしやすいため、事前にご相談ください。

• 食事に制限はありません。口の周りにガーゼがついている場合、ストローを使用し汚れないようにしてください

入浴は手術当日と翌日は避けてください。(血液循環が良くなり術後出血の原因になります)
患部を濡らさないようにシャワーや洗髪をすることは可能です。

術後の経過

• 2~3日後、消毒のためにご来院ください。
(火曜日手術→木曜日消毒、水曜日手術→金曜日消毒、金曜日手術→月曜日消毒)
• 消毒後はガーゼを外して傷口を洗うことが可能です。抜糸日まで自宅でガーゼ交換をしていただきます。
手術日にゲンタシン軟膏を処方します。消毒日以降に使用します。
消毒日に、傷口につきにくいガーゼ(デルマエイド)とテープを550円で購入していただきます。
• 頭部など有毛部の手術で傷口が毛に隠れる場合は、ガーゼをあてなくてもかまいません。
その場合は、傷が乾かないように軟膏を1日3~4回塗ってください。

•術後1~2日は腫れますが徐々に落ち着いてきます。
術後2~3週間ほどは内出血が残ることがありますが、徐々に消えてきます。

• 1週間後に抜糸、1か月後・2か月後・3か月後に経過観察の診察を行います。(手術内容によっては2週間後に抜糸となります)
感染や血腫、体質、術後の安静度など、さまざまな理由により傷の治りが悪く、通院が長引く場合があります。
その際は、手術後1か月ほどは週に1~2回程度の通院をお願いする場合があります。
手術スケジュールにはできるだけ余裕を持たせて調整してください。

術後の冷却について

• 手術後は、傷口周辺を定期的に冷やすと腫れや内出血が軽減されます。
保冷剤(ケーキについてくるものなど)をガーゼやタオルに包んで、1時間つき20分以上を目安に冷却してください。手術当日は寝るまでこのペースで冷却を継続してください。
冷却しすぎて痛みが出たり、感覚がなくなる場合は冷却を休憩してください。
手術翌日以降は可能な範囲で冷却を継続してください。術後72時間は冷却が有効です。
シップや冷えピタは深部の冷却効果はありません。
• 初回分の保冷剤は無料でお渡しします。ご自宅でも冷却できるように準備をお願いします。

• 傷の治りを良くするために以下の摂取をおすすめしています。
 ・プロテイン…食事以外に追加で1日20g(タンパク質を合成することで、傷ついた組織を修復します。)
 ・低分子コラーゲン…1日2000㎎(タンパク質の一種です。新しい細胞を繋ぎ、傷の修復を促進します。ビタミンCを一緒に摂取することで吸収が高まります。)
 ・ビタミンC…1日600~3000㎎(コラーゲンの働きを助けます。傷の修復を促進し、色素沈着を抑えます。活性酸素を除去し、炎症を抑えます。)

※コマツバラ形成外科クリニックには、高濃度ビタミンC3000㎎+ビタミンD4000IU含有のサプリメントがあります。1日1包で30包入りです。(5840円)

術後の痛みについて

• 8割以上の方がほとんど強い痛みを感じないか、当日と翌日に痛み止めを1~2回服用する程度です。
• まれに(約300人に1人)痛みが長引く場合がありますが、痛み止めの調整が可能ですのでご相談ください。

透明糸の縫合について

• 顔など目立つ部位の手術は、ご希望の方は透明な糸で縫合できます。
ガーゼ保護をするため通常の黒い糸でも他の人からは見えません。
メリット:外見上、ほとんど目立ちません。
デメリット:透明糸は抜糸時に見えにくく、注意深く処置をしてもまれに糸が残ることがあります。その際の除去は追加費用なしで行います。

術後の運動・飲酒・喫煙について

• 手術を受けた部位が臀部より上の場合 → 48時間以上経過すれば、特に運動制限はありません。
臀部より下の場合 → 72時間経過してから運動を再開してください。
ただし、運動中に傷口が痛む場合は、その動作を控えてください。
• 出血のリスクが高まるため、手術当日および翌日の飲酒は控えてください。
• 喫煙は傷の治りを妨げます。手術後1週間は禁煙してください。
手術1週間前からの禁煙が望ましいです。

お支払いについて

• 現金のみのお支払いです。

眼瞼下垂の手術を受ける患者様へ

• 手術時間は、麻酔の時間を入れて約2時間です。
手術後は1時間安静に休んでから帰宅をしていただきます。
• いつも眉を書いている方は、眉のラインを書いてお越しください。

ご不明点やご心配なことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。