口唇腫瘍手術
症例の概要
- 患者: 50代 女性
- お悩み・症状: 下くちびるにできた黒色の出来物が気になり来院
- 治療内容: 口唇腫瘍摘出手術
経過と治療のポイント
1. 術後1週間目(抜糸・初期経過)
- 状態: 腫れ、内出血、および腫瘍を摘出した部分に凹みがみられます。
- 部位の特徴: くちびるは日常的に動かすことが多く、術後に圧迫固定もしにくいため、他の部位に比べて腫れが出やすい傾向があります。
2. 創傷治癒を助ける内服治療
- 漢方薬(術後1週間内服)
- 柴苓湯(さいれいとう): 水の巡りを改善して過剰な水分を排出し、むくみや腫れを軽減します。また免疫・炎症反応を整え、赤みや痛みを和らげます。
- 治打撲一方(ぢだぼくいっぽう): 血行を良くし、熱感、腫れ、痛みを和らげます。
3. 術後1か月半目
- 経過: 傷痕はほとんど目立たなくなり、段差や凹みもキレイに解消されました。
くちびるの傷が治りやすい理由
口唇は他の部位の皮膚とは異なり、非常に薄く柔らかい「粘膜」で覆われています。粘膜は新陳代謝が活発で修復能力が高いため、ケガや手術の傷が比較的早くキレイに治りやすいという特徴を持っています。
形成外科専門医からのメッセージ
お顔やくちびるに気になる「できもの」や「ほくろ」がある場合は、見た目の美しさと機能面の両方に配慮して治療を行う形成外科専門医へご相談ください。


